2010年02月10日

せ 銭湯

「銭湯」

意味 銭湯(せんとう)は料金を支払って入浴できるようにした施設。日本の公衆浴場の一種

江戸時代まで混浴だったそうで、諸外国に配慮して明治以降は男女別にしたそうだ。



そんな銭湯に芝居のツアー公演などではしばしば行く。

5年くらい前だろうか、東京公演で早稲田辺りの宿に泊まった事がある。

銭湯が近いのでよく通っていた。

ある日、脱衣所で裸になった後にタオルを忘れている事に気付いた

しかし仲間数人で行っていたので風呂上りに借りる事にした。

浴槽へ

何の気なしに座り、洗髪、身体を洗っていると、どこからともなく

「おけ取ったろ?」

「おい、俺のおけ取ったろ!」

と言う聞きなれない声が隣からしているのに気付いた。

ふっと横を向くと知らない男がいる、歳格好は少し年上のトラック運転手風

しかもめっちゃこっちを見てる

「え?」

と聞きなおすと

「俺のおけ、取ったろ!!」

俺の桶?え?このケロヨンの洗面器は銭湯のなんじゃないの?え?



あ!!、なるほど、

そうなのだ、知らない男がセットしてた桶&椅子に勝手に座っていたのだ。

「あ、あ〜これ、あ、すいません」

と照れ笑いしていると

「お前、ふざけるなよ!」

とマジで切れてる、・・・ずっと見てる・・・・・どうしようもなく

「桶取ってすいませんでした」

って答えてやった。

すぐに席を離れ湯船につかってると、まだチラチラと見てくる

「もーあいつなんなん!?」

と、まだ湯船に入って5分も経たずに脱衣場へ出た。

っと、ここからが本事件だ

先に述べたようにタオルを忘れているのだ

仲間たちはまだまだ出てこない どうしよう 

自然乾燥しかない

裸で脱衣場の椅子に座って「俺は熱いから冷ましてから着替えるぜ」的な雰囲気を出していた

そこに・・・・・

あいつが脱衣場へ来たのだ

ジロジロみてる、裸のおれを

最初のうちは喧嘩を売ってるくらいの勢いだったが

その男がどんどん着替えるのに対して

一向に着替えないこちらに対して

「こいつ、いつまで裸やねん?」

的な眼差しに変わってきた

時々首をかしげてた(俺はこっそり鏡越しに確認していたのだが) 

着替え終えたその男は出て行く間際には、変に納得したように立ち去った

俺をおかしいやつだと認識したようだ

確かに行動はおかしい

しかし、こちらにはちゃんとした理由がある

しばらくすると仲間の数人が風呂から出てきて

「え?もう上がってたの?今日、早くない?」

などと言いやがる


結局タオルを借りなくて着替えた事は言うまでもないであろう。


祝 自然乾燥
posted by arikadon at 02:42| Comment(0) | 有門正太郎大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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